「自分らしさ」って誰が決めるの?
- Sumika Moriya
- 6月20日
- 読了時間: 3分

つい最近、ぼんやりテレビを見ていたら、ある人気の女流作家さんがこんなことを
話していた。
「自分らしさって、人が決めるものなんです。」
その言葉がなぜか耳に残った。
世の中ではよく、
「自分らしく生きよう」
「自分らしく生きていい」
と言われる。
けれど、相談に来られる方の中には、
「自分がどう生きたらいいのかわかりません」
と話される方が意外と多い。
「あなたはあなたのままでいいんですよ」
そう伝えると、
「その“私のまま”がわからないんです」
と涙ぐまれることもある。
かくいう私自身も、
「Morleyさんらしさって何ですか?」
と聞かれると、一瞬言葉に詰まる。
昔から、決めつけられたり、レッテルを貼られたりすることが苦手だった。
誰かに
「それ、Morleyさんらしいね」と言われても、
それはその人が見ている私であって、私の全部ではないような気がしてしまう。
もし自分を動物に例えるなら、私はカメレオンかもしれない。
相手によって見せる表情も違うし、場所によって振る舞いも変わる。
だから「これが本当の私です」と言い切ることに、どこか抵抗がある。
最近は性格診断が流行り、
「私は○○タイプです」
と自己紹介する人も増えているらしい。
自分の傾向を知ることは悪いことではない。
けれど、それはあくまでも一つの見方だ。
アドラー心理学にもライフスタイルという考え方がある。
それは人を分類するためではなく、
「私はどんな時に同じパターンを繰り返しやすいのだろう」
と、自分を理解するためのものだ。
どんな人にもさまざまな面があり、ひとつのタイプだけで語れる人はいない。
そう考えると、
「自分らしさ」とは、
どこかに隠れている本当の自分を探し当てることではないのかもしれない。
誰かの期待に応えようとしていた私も私。
頑張りすぎていた私も私。
迷っている私も私。
そして、少し肩の力が抜けている今の私も私。
自分らしさとは、
自分ひとりで見つけるものではなく、誰かとの関わりの中で少しずつ見えてくるものなのかもしれない。
今日の私と、
十年前の私と、
十年後の私はきっと違う。
だから、
「これが私です」と決めなくてもいい。
「今の私はこんな感じかな」そのくらいのゆるさで、自分と付き合っていけたらいい。
自分らしさとは、見つけるものではなく、生きながら育っていくものなのかもしれない。
「今の私」が自分でもわからないと思う時もある。
けれどわからないからこそ、
人と出会い、
悩み、
立ち止まりながら、
少しずつ自分を知っていくのかもしれない。
それもまた、今の「あなたのまま」なのだと思う。
Morleyでした。



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