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【歴史的和解の日】日本アドラー心理学の新たな一歩に寄せて

  • 執筆者の写真: Sumika Moriya
    Sumika Moriya
  • 4月29日
  • 読了時間: 3分



こころの金継ぎ師 Morleyです。

私にとってとても印象的で素敵な出来事がありました。




2025年4月28日。

この日、日本アドラー心理学の世界において、一つの「歴史的和解」が成立しました。


ヒューマン・ギルドの岩井俊憲先生、日本アドラー心理学会の梅崎一郎先生、岡山理科大学の中島弘徳先生、そして日本アドラー心理学協会代表理事の梶野真さん。この4名による会合を通じ、28年ぶりの和解がなされたのです。

この出来事は、単なる人と人との和解ではなく、日本におけるアドラー心理学の“分断を超える”大きな一歩でした。





「私の学びの道」〜垣根を越えて〜


私がアドラー心理学を本格的に学び始めたとき、日本アドラー心理学会の存在は知っていたものの、どこから学び始めればよいのか分からず戸惑いました。


そんな私にとって最初の学び舎は、ヒューマン・ギルドの岩井先生のもとでした。その後、梶野真先生(まこっちゃん先生)が代表を務める日本アドラー心理学協会でも学びを深めることができ、さらにご縁を通じて日本アドラー心理学会や個人心理学会にも所属するようになりました。


時に「あちこちの門をくぐっているね」と言われることもありましたが、私はそれを「浮気」とは思いません。必要と思える学びがあれば、垣根を越えていくことに抵抗はないのです。もちろん、最初は少し勇気がいります。でも、その一歩が、自分をもっと自由にしてくれることも知っています。




「出会い」は、私たちのスタート地点


私たちは最初に出会ったアドラー心理学の「先生」や「場」に特別な愛着を感じます。

それは、まるで初めて親に出会うような、かけがえのない感覚です。


だからこそ、別の学びの扉を叩くときに、心のどこかで「裏切ってしまうのでは」と感じることがあるのも自然なことなのかもしれません。


けれど、私が実際に様々な先生方――岩井先生、まこっちゃん先生、鶴田先生、中ちゃん先生――に学ぶ中で感じたのは、それぞれに“色”があり、それぞれの“良さ”があるということでした。




組織にも「ライフスタイル」がある

マリーナ・ブラジル博士のライフスタイルの中で紹介された言葉が心に残っています。


アドラー心理学を伝える団体や組織にも、それぞれのカラーや文化、学び方のスタイルがあります。そして、そこにいる先生方は、やはり強い個性を持ち、それぞれの空気を創り出している。

だからこそ、私たちは自分にとってしっくりくる場所、自分のリズムで学べる場を選ぶことが大切だと思うのです。




垣根を越えて、ともに未来へ

今回の「歴史的和解」は、私たちが互いの違いを認め合い、敬意をもって手を取り合う大きなきっかけになるのではないでしょうか。


私自身、この和解を目にして、とても勇気づけられました。これまでの「分かれ道」が、「交わる道」になっていく――そんな未来のはじまりを感じたのです。


アドラー心理学を日本に広げてくださった多くの先人たちの努力と情熱に、深く感謝を捧げます。そして、私も微力ながら、そのバトンを未来へとつなぐ一人でありたいと願っています。




感謝をこめて

歴史を動かすのは、いつも「人と人」との出会いです。私もまた、出会ってきた多くの仲間たちとともに、これからも歩んでいきたいと思います。

ありがとうございます。



 
 
 

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