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ケアする人と、される人。その間にあるもの。

執筆者の写真: Sumika Moriya
Sumika Moriya
6 日前
読了時間: 2分


ケアする人と、される人。

その間にあるもの。


「心配しているんです。」


「この人のために、と思って。」


「私がやらなきゃと思ってしまって……。」


これまで、福祉の現場で働く人たちと

長く関わってきました。

そんな言葉を、何度も聞いてきました。


人を支えたい。 大切にしたい。 困っているなら、助けたい。

その気持ちは、きっと本物です。


でも、いつの間にか、


「心配している」が「コントロール」に変わったり、


「助けたい」が「私がやらなきゃ」に変わったり、


「大切にしたい」が「してあげる」に変わったりする。


そんなことは、福祉の場だけではないのかもしれません。


親子でも。 夫婦でも。 友人でも。 職場でも

人と人が向き合うところなら、どこにでも起こりうること。


そして、難しいのは、


「自分でも、なんとなくわかっているんです。」

ということ。


表情に出ているかもしれない。 声に出ているかもしれない。 身体の動きに出ているかもしれない。


でも、


「じゃあ、どうしたらいいんだろう?」


そこが、わからない。


私は、アドラー心理学を学んできた中で、

「相手を変える」ことよりも、

まず**「自分に気づく」**ことの大切さを感じてきました。


「どうして私は、こんなに頑張っているんだろう」


「私は、相手のためと思いながら、何をしているんだろう」


「私は今、相手を見ているのか。

それとも、自分の不安を何とかしようとしているのか。」


そんなふうに、自分自身に目を向けてみる。


もしかしたら、ケアは、


「相手に何をしてあげるか」だけではなく、

「私は今、相手とどう向き合っているんだろう」と、

自分に気づくことから始まるのかもしれません。


ケアする人と、ケアされる人。


その間に、いったい何があるんだろう。


そこにあるのは、


「してあげる人」と「してもらう人」なのだろうか。


それとも――

人と人が、ただ横に並んでいる時間もつくれるのだろうか。


まだ、答えはありません。


だから、もう少し考えてみたい。


「ケアする」ということを。

「大切にする」ということを。


そして、


人と人との間にある「ケア」を。

 
 
 

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