こころの金継ぎ師 アドラーカウンセラーの Morieyです。
まるで梅雨真っ只中のような大雨が続いている広島☔️ 7月スタートです。
悶々としていた6月でしたが、こころの休かん日から抜け出すきっかけになった出来事が二つありました。
一つ目は、個人心理学会の集いに参加した時のこと。
岡山県立岡山御津高等学校 教育課長 八原孝則先生の『教育現場で取り組む!ボトムアップ型共同体感覚』の実践報告です。
生徒の8割が不登校経験を持ち、その多くがいじめや発達障害などグレーゾンの診断を受けているとそうです。つまり、勇気くじきにあってきた子たち。
矢原先生は、発達支援的生徒指導の目的を考えた時、『生徒指導提要』P13を考えるとき、「日本の目指す生徒指導は、アドター心理学の理論と思想と技法でカバーできそうだな。 え!!つまり日本が育てたい若者って、アドラー心理学の活用をすれば育てやれるんじゃないの!? よし!決めた!」アドラー風教育王になる!!と。
御津高校インスタより
まず、所属感を持ちにくい、他者に貢献できない生徒たちが多いことに気づき、アドラーソン理学で大切にする共同体感覚を高めるためには、自分自身に対するエンカレッジ(勇気づけ)が必要であると。
出発は、自分自身との共同体感覚から始まり、着地点は学校に対する共同体感覚を持てるように。そして、それは行きつ戻りつしながら、循環しつつ・・・育てあっていくことから。
同時に、教員の同僚も、数年前までは垂直関係(俗にいう上下の関係)であったので、水平の関係になるまで、勇気づけを繰り返してきたそうです。
なんと、数年前までは、地域住民の方たちから迷惑そうな目を向けられる「地域に必要とされない学校」から、今では地域住民の皆さんたちが進んでSNSに上げてくださったりするほどの「地域に失くしてはいけない学校」と言われるまでになってきたと嬉しそうに話してくださいました。
生徒と学校、親、そして地域へとエンカレッジの輪が広がっていく生の実践報告に、これからの教育のあり方への変換に苦労している日本の学校や企業、地域社会にとって、明るい未来を感じることができて、勇気づけられました。
企業でも一番変化を求められる上司が苦労されているので、どうアプローチされたのか質問させていただきました。すると、自分独自のやり方を頑固に通す長く経験を持つ頑固なベテラン教師へも、ひたすらその先生の良いところを勇気づけでアプローチし続けていったら、「わしのやり方で協力する!」と言ってくれるれるまでになっているとのこと。
すごいと思いませんか? 不登校の子どもを持つ親御さん、今増加していると言われている発達障害やうつ状態だったり、生きづらさを感じている子どもを持つ親の皆さん、そして支援をしている皆さん・・・こんな学校があるんです!
今日本の教育のあり方が大きく見直され、新たな取り組みが全国あちこちで始まっているんです。 行きたくなる学校へと。
私自身のこころが折れそうになっていた心配事の一つは、今お手伝いしているお仕事の場で、利用者と運営側とうまくコンセンサス(意見の一致・合意)が取れないことでした。
アドラー的にいうと、全体論でみた『目標の一致』が取れないこと。
ずっと抱えている私自身の課題の件・・・これ以上は私にできることは限界かな〜と諦めかけていたのですが、勇気を出して繰り返し、コンセンサスを取り続けることを決断する足掛かりの勇気をいただきました。
感謝です。
もう一つの、さらに勇気をもらった小学校での、役員さんや校長先生たちとの打合せについてはまた次回に。
今日もブログに来ていただきありがとううございます、
Morleyでした。
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