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執筆者の写真Sumika Moriya

自己肯定感は高くなきゃ症候群?〈自分との関係〉



こころの金継ぎ師 アドラーカウンセラーのMorleyです。




突然ですが、

「自己肯定感」は高いですか?

「自己肯定感」はあげなきゃいけませんか?









先日の日本アドラー心理学協会 特別講座at広島 まこっちゃん先生の講座休憩中のお話のシェア。ある方がまこっちゃん先生に聞いた。当日レポートはこちら



「私、自己肯定感が低いんです💦」


「自己肯定感上げたいんですか?」


「?????う〜ん。別にあげたいとか思っていないかも」


「じゃあ、上げなくてもいいんじゃないですか?」


「ええっ・・・・そうか〜」


まさか、「上げたいのか?」そんな問いが戻ってくるとも予想もしていなかったそうです。





世の中には、「自己肯定感は高い方がいい!!」とか、「自己肯定感を上げましょう!!」とか「自己肯定感が高くないと、自己実現はできない」・・・などと話が渦巻いています。

そんな周囲の風潮に「自己実現に向けてバリバリ前進している感じでもなく、もしかして私は自己肯定感が低いんじゃないだろうか?」と思い込んでいたのかもしれない。と苦笑いでシェアしてくれました。





ただ、何かしら周囲との関係で問題が起きていたり、自身の中に生きづらさを感じているとしたら、その課題に取り組みたいですね。その一歩踏み出そうとするとき「勇気」が必要になるし、周囲の力を借りることも大切です。

その時は、どんなにチキンハートでもいい! ネガティブでもいい! 

今の状態(➖)から自分の理想の状態(➕)に近づくために、今できることからはじめよう。というのが「劣等感ワーク」の時のまこっちゃん先生からのメッセージでしたね。










自己肯定感・・・自らの在り方を積極的に評価できる感情、自らの価値や存在意義を肯定できる感情などを意味する言葉。他者と比較するのではなく、そのままの自分を認め、尊重し、自己価値を感じることができる状態。










私の場合は・・・

組織にいた頃、トップセールスとしてバリバリと活動し、当然周囲もチヤホヤしてくれる。

いつの間にか、鼻高々となり、私だったらなんでもできる!!ぐらいの勢いで・・・

確かに成績が上がると収入も地位も上がっていったし。自分はすごい!って勘違いもする。がんばれば学歴も何もなくても立ち向かえる!って勢いでやっていたんですね。

(今は・・・どんだけ〜〜〜アホの勘違いヤロウが!!って呆れ返ってますが、まあ、それでもあの頃のめちゃがんばっていた自分も愛おしいわけで・・・)





それが、「うちに来ないか」とか、「なんで自分でやらないんだ」などという声も聞こえてきて、つい勘違いのまま看板を脱ぎ捨て外に出てみたら・・

自分はいったい何がしたいのか、どこに向かいたいのかさえわかっていなかった自分がいました。で・・・心の中では「こんなはずはない!」「私はできるはず」「頑張ればなんだって乗り越えれたはず・・・」と、どんどん自分の現実を見ることができなくなっていきました。人と比べては落ち込み凹んだり、卑屈になったり・・・。当時は、生きる心地がしなかった気がします。





生きている価値もないのかも・・・ってギリギリのところまでいき天狗の鼻も折れまくって、初めてたくさんの人たちに支えられていたんだと気づいた。そのとき、やっと心の支えにしてきた過去の栄光もプライドもかなぐり捨てることができた。手を差し伸べてくださっている方達の力も頼りながら、今できることからやっていこう!と一歩ずつ歩き始めたわけです。

だから、自己肯定感は、決して「自分はすごい!」なんて思うことではないし、自分を過大評価して「出来ますエネルギー」を放つことでもない。





ありのままの自分にまんま、『まる〜っとOK』を出すこと。

うまくいっている時だけでもなく、日々凹んだり、怒ったり、悲しんだり、大笑いしたり、喜びの涙と流したり、ボケーっとしたり・・・・今、そう感じている自分がいるだけ。





その自分に気づいたとき、じゃあどうするの?と自分に聞く。周りとうまくいっているならそのまま。マイナス感情で包まれたままの時は、そのまま行動したらうまくいくのか?自分に聞いてみる。マイナス感情のままではうまくいかないことは自分が一番知っている。

だから、勇気を出して違う行動(違うやり方)にチャレンジする。










ありのままの自分にまんま『まる〜っとOK』を出すこと。

いつもそうあれればいいのだけれど・・・そううまくはいかない。

だから日々是アドラーなんです。

まこっちゃん先生曰く「アドラー心理学は実践の中にある」ですね。





今日もブログに来てくださりありがとうございます。

Morleyでした。




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